これは聖アントニオによって語られ、「イエズスにお褒めあれ。」といった。
「救いの道、神聖さ、完璧さ、そして聖性は簡単に言うとこうだ。」
ステップ1:救い。
聖なる愛に身を委ねよ。これは二つの大命令である愛なのだ。
この身を委ねることで、魂は無原罪のマリアの心の中へと導かれる。彼女の心は全人類の霊的な避難所であり、新しいエルサレムへの門である。それはイエズスの心なのだ。
この身を委ねることで、魂は自分の最大の罪と過ちを見始める。
またマリアのこの心の中で、魂は現在の瞬間の力と重要性を認識し始める。
ステップ2:神聖さ。
イエズスの聖なる心(神の愛)への入り口は、より深い愛に対する身を委ねることである。
魂は聖なる愛と神の愛を神の御意と同一視し始める。彼は神の御意に対してさらに身を委ねることを通じて個人的な神聖さを目指す。それは常に現在の瞬間における聖なる愛なのだ。彼はいま心の中に何を持っているかによって自分の意志が導かれていることに気づき始める。
ステップ3:完璧さ。
魂はいま聖なる愛と神の愛において根付いており、すべての努力を美徳に対して完全になることに注いでいる。
彼は熱心に美徳を行い、その魂の中でそれを祈り、そして神が価値ある努力を見たときには、この美徳で魂に満ちるのだ。
ステップ4:聖化。
イエズスの神の心の中のこの部屋は、成功裏における神の御意への適合を果たした者たちを抱きしめる。
まだ二つの実体がある:常に適合を求めておりそのことに成功している魂と、そして神の御意だ。
ステップ5:神の意思との合一。
ごく少数のみが主の心の中にあるこの内なる聖所に達します。
今や一つの実体しかありません。自己はもう存在しません。魂は神とその神聖な意志と一体となり、これが新しいエルサレムです。